女系天皇を支持する。

 皇室典範を改正する動きは小泉政権時代にあったが、悠仁親王がお誕生になられたのを契機にそれがいつの間にか立ち消えになっていた。しかし、現政権下で女性宮家を創設する議論がされ、皇族の女性が民間人と結婚した場合、国家公務員とするとかの試案が出されたりしているが女性宮家の創設にはまだ道は残されている(所功氏)という事でちょっと安堵しています。
 現在の皇室典範にある「皇統は男系でなくてはならない」という規定をそのままにしておけば皇統断絶の危機があります。男系維持論者は民族派、要するに右よりの学者、政治家に多く、その理由としては今までの125代の伝統は男系護持だからなんとしてもそれを維持しなくてはならないというもの。そして、人間の遺伝子にはY染色体とX染色体があるがY染色体が受け継がれるのが男性だけだから男系を止めると先代のY染色体を引き継ぐことが出来ず、そうなると初代の神武天皇の染色体を維持する事が出来ないとして断固として男系を護持しなくてはならないというもの。
 これ、要するに生物学です。でも皇統ってそんなものじゃない。生物学的な事よりも心であり、精神であり、霊の系譜です。
 皇室には色々な伝統や因習がある。それを全部守らなくてはならいという事はなくて、時代の状況に応じて変えるべきものは変えなくてはならない。民間からお后を迎えるのだって、美智子皇后の時に初めて実現した訳だし。
 大体、今までどうして男系が護持出来たのかと言えば、それは側室制度があったからに他なりません。それが現在は無くなった。時代的に側室制度なんて国民の鏡とされる皇室に復活出来るはずがない。そうなると皇太子と結婚した女性はどうしても男系を維持するためには男子を産まなくてはならないというプレッシャーにさらされる事になる。雅子様のあの苦悩を見てもお分かりでしょう?この先、このまま男系護持の状態だと悠仁親王の所に誰がお嫁に来るでしょうか?
 旧宮家を復活させたらいいなんて男系護持論者は簡単に言いますが、これらの旧宮家が皇族から分かれたのは数百年前。そして系図を調べましたがこの宮家から天皇が出たというのを私は発見出来なかった。やはり、万世一系の家系図に天皇家はなっている。ここは女性宮家を創設して、女系天皇に道を拓く以外無いでしょう。

堀 浩二
by koujihori | 2012-10-17 12:55 | 時事問題 | Trackback | Comments(0)
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