榎本恵吾先生を偲んで

  去る7月12日、生長の家宇治別格本山、祈願部長、榎本恵吾先生が逝去された。 67歳であった。

 私は先生に救われた身で先生には大恩がありながら、うかつにもご逝去の事を先生が亡くなられた後、3ケ月近くも知らなかった。その事を知ったのは今週の月曜日、先生の奥様からのお手紙でであった。
 以前の文章でも書いたが、私は今から8年前の平成9年に生長の家の宇治別格本山で先生と巡り会い、それまで苦悩に満ちていた魂が先生により完全に救われたのである。そして、その後、地元の神奈川に戻って以降、私は内側から悦びの言葉が時折、浮かび上がるようになったので、メモ帳を持ち歩き、その都度、メモをしていた。それを「悦びの記録」という文集にまとめたのである。私はその文集を何よりも榎本先生に捧げたくて、それから数ヶ月毎に定期的に先生に自分の文集をお送りしていた。
 私が先生に文集をお送りする度に先生は毎回、丁寧なお返事、讃嘆のお言葉をハガキに書いて送って下さっていた。そのお言葉は短いものであったが正に珠玉の言葉であった。そして温かい、温かいお言葉であった。

 先月、9月30日いつものように文集を先生にお送りした。しかし、今回は先生からのいつものお返事のハガキは届くはずもなく、代わりに先生の奥様からお手紙を頂き、それで先生の訃報に私は初めて接したのである。

 私は奥様のお手紙で先生が御昇天された事を知った時、一瞬、何の事やら分からぬような気持ちになった。そして、呆然自失としてそばに居た家内に「榎本先生、亡くなったんだって。」と告げたのである。
 私はとまどいと動揺を禁じ得なかった。「どうしてだ!あのような道を極めたお方が、何故、急に亡くなってしまうのだ!」と思った。そして、自分はこれから誰を師として仰いでいけばよいのかとも思った。

 とにかく、先生が亡くなったということが信じられなかった。実感が湧かなかったのである。しかし、生長の家宇治別格本山の機関誌に書かれた先生の奥様の御文章を読んでいる内に、私は先生の死を幾分、受け入れる事が出来るようになったのである。
 それはこういう事である。先生は亡くなられる日まで何の体の調子も悪い所もなく、亡くなられた日も午前中はきちんと本山のお勤めをこなされていたそうである。しかし、午後、幾分体調が悪いと訴えられ、そしてご自宅で生長の家のお経である「甘露の法雨」を奥様と読まれている時にそのまま仰向けに倒られたそうである。そして救急車で病院に運ばれたということだが、救急隊員によれば、ご自宅で既に心肺停止されていたとのこと。即ち、先生は「甘露の法雨」の真理のお言葉を唱えられながら天界に旅立たれたようなのである。

 私はこうした事情を知って、合点がいった。これは先生はこの世での御使命を完全に終わられ、これから更に大なる御使命を天界で果たされる為に時期が来て、旅立たれたのだと。

 先生の素晴らしさ、偉大さは案外、生長の家の組織の公の場で知られていない。でも、私は先生は生長の家の奥義を極められた極めて偉大な宗教家であるという事を知るものである。生長の家創始者、谷口雅春先生をお釈迦様に例えるなら、榎本恵吾先生は間違いなく、空海、親鸞、日蓮に匹敵するお方である。

 私は生長の家に幼い頃から触れて、自分なりの求道、伝道をして来たが、今から9年程前に行き詰まり、どうにもならなくなったのであるが、本当に不思議な縁で先生の元に導かれた。
 私は先生の薫陶を受け、魂が救われ、そして生長の家の奥義を授けて頂いたのである。私が今、こうして悦びに満たされた生活が出来ているのも全て先生のご恩によるのである。
 先生は私の話にいつも真剣に耳を傾けて下され、魂のご指導を下さった。それはこの上なく深く、かつ温かいものであった。先生は私に生命を、悦びを、否々人生の全てを下さったのである。そのご恩を思うと私は百万遍感謝しても仕切れない位である。

 先生は生前、私以外にも多くの方の魂を救い、その告別式には400名を超える人達が全国から駆けつけたそうである。
 先生は今頃、天界でより自由な境涯になられ、神通力を発揮して、生長の家の人類光明化運動を支えられ、生前で救われたより以上の多くの人々の魂を導き、救って行くに違いない。

 堀 浩二
by koujihori | 2005-10-06 18:26 | 信仰 | Trackback | Comments(1)
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Commented by ファン at 2011-08-25 12:43 x
生長の家創始者、谷口雅春先生をお釈迦様に例えるなら、榎本恵吾先生は間違いなく、空海、親鸞、日蓮に匹敵するお方である。

同意致します!最高の先生です。
ここでも特集されてますね。
http://blog.livedoor.jp/con5151/
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