自己決定の時代

 現在の日本及び世界を取り巻く環境はある意味、非常に難しいものになって来ている。要するに科学技術の進歩が過剰とも言えるほど顕著であり、バイオテクノロジーの発達により、クローン人間の生まれる可能性の他、己の弱った臓器をいくらでも再生出来る技術の実現ももうすぐそこまで来ている。

 その他、環境破壊の問題もあり、人間の裁量一つで地球上の動植物の存亡が左右される事態となって来た。
 また青少年の間ではテレビゲーム、携帯電話の普及が当たり前になり、それにより昔の子供の様に自然の中で遊んだりする事で培われる感性であるとか、本物の人間とか動物と相対する事により学べる相手への思いやりとかを学ぶ機会が損なわれて来ていると思う。
  
 こうした状況下ではただ流されるままに周りがそうするからそうするという生活態度で生きておればどうしても人間として本来持っている当たり前の道徳性とか感性とかが消失して行くと思うのである。
 テレビゲームと携帯ばかりに没頭して本当の生の人間を知らない子供、自分の目先の利益の為に経済活動を第一にして環境を破壊して結局、おのれの首を締めて行く大人やどこかの国の政府、そして、おのれの親として子供を持ちたいという欲望を満足させて、将来の子供の事を考えない親によるバイオテクノロジーの乱用、また、自分の肉体をただ長持ちさせたいだけの肉体生命という物質に対する固執で自分の臓器を次々と人工的に作って行って、不自然に長生きする老人達。

 現在の流れにただ無批判に乗っかって行くだけならこんな人間になってしまうのである。こうした時、おのれの中に真の理性を見出し、自己決定力をきちんと確立させて、正しい道にかなった事、生き方を自分自ら選んで行く以外、この科学技術が過剰に発達するこの現代社会、そしてますますその傾向が強まるであろう来る未来社会においてまっとうに生きる事は出来ないのである。

 そういう意味ではこれから人類の二極化が進んで行くかも知れない

堀 浩二
by koujihori | 2005-10-27 12:33 | 時事問題 | Trackback | Comments(0)
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