生きようと思ったら死ね

 ある亡者が地獄から這い上がろう這い上がろうとしてあくせくしていたが思い切って「どうとなれ」とあくせくする事を止め、自分の身を捧げる気持ちになって力を抜いて地獄の底まで落ちていったらその真下が天国だったという仏教の訓話がある。

 真に生きようと思ったら死ぬ覚悟が必要である。なんでもかんでも生き延びようと思って姑息に確認ばかりしたり、保全しようと思ってあくせくしてはならぬ。思い切って自分の判断を信じて、決断して断行すべき事はして、しなくてよい事は断固しない。それにより自分の現象生命がどうなっても構わないと思い切る。それが生きようと思ったら死ねという意味である。
 こうした生き方をしないと却って心配事が多くてストレスが溜まり、身体を蝕み、運命を悪くする。

 しかし、これも根本哲学が必要である。人間がただの肉体だけの存在であり、保全したり安全を確保しなくては滅んでしまうという考えでは駄目である。自分の生命の実相が宇宙に満ちた全知全能の神に生かされ、支えられていて如何なる現象が来ても大丈夫だという信仰が無くてはこの様に思い切って身をゆだねる事は出来ないだろう。

 そうしてそういう生き方を日頃の小さな所からトレーニングして行けば段々それが習慣となって来るのである。

堀 浩二
 
 
by koujihori | 2015-12-21 13:11 | 信仰 | Trackback | Comments(0)
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