心の法則だけ学んでも駄目

 私は高校一年の時に生長の家高校生練成会を受けた。夏と冬と二回受けた。当時は五泊六日位のたっぷりとしたものだった。

 で、この二回の練成で一番印象に残ったのが講師のこの言葉
「思ったら思った通りになる。」の一言。

 私は生高連の人からの誘いを断り、自分一人で生長の家を勉強しようとした。それで練成会のテキストだった「真理」とか「こうして善を実現する」を毎日自宅で読んで考えている内に勉強が手に付かなくなってしまった。
 一つの非常に大きな悩みが生じてしまったからだ。その悩みとは
「思ったら思った通りになるのなら悪い事を思ったらそれも実現してしまう。」というものだった。これに取り憑かれると悪い事を思ってはいけないと思いつつ悪い事を思ってしまう。そうするとそれが恐怖になる。恐怖するとその恐怖した事が実現すると思うからますます恐怖する。
 こんな負のスパイラルから私は学校の勉強が手に付かなくなり成績は見る見る下がっていった。担任の先生からも随分心配された。要するに表面的に見ると私は練成に行った事でノイローゼになり学校の成績も下がってしまったのだ。
 これは第一に私が生長の家の仲間との交流を絶ち自分一人で生長の家を分かろうとした事に元凶がある。生長の家は一人でやっても迷うばかりで却って危険である。それと心と身体のメカニズムを考えるにこれは心の法則を知ったと同時に心を明るく健全なものとする訓練が本来は必要だったのにそれが為されなかった事に原因がある。
 具体的に言うと吾々の心というのは脳髄から出る作用が非常に影響する。脳髄が健全なものであれば明るい楽観的なストレスに耐性のある心が出るが健全でないと暗く悲観的な恐怖心の過剰な心となる。そういう脳髄が心の法則だけ知れば「思ったら思った通りになるのなら悪い事を考えない様にしよう。」という事にとらわれ、恐怖するという負のスパイラルに陥ってしまう。

 心の法則を教えるのであれば同時にというかそれ以上に「人間は本来は神の子で完全円満であり、それを毎日の生活の中で言葉と表情と姿勢とで表現し、行動し、かつ神想観で深く潜在意識に認識させなくてはならない。」という所までやる事が大事だ。それがきちんと出来ていれば恐怖しない脳になるから心の法則を知っても「恐怖する事を恐怖する」なんて事は無くなる。 

 心の法則だけでは駄目、実相独在をより強調し、それを毎日行じる事の大切さを伝える事が大事だろう。

堀 浩二
by koujihori | 2017-02-01 15:37 | 信仰 | Trackback | Comments(0)
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