そのままでよい(4)

 世の中には色々な宗教や哲学やセラピーや心理学があり、そこで精神的な事の重要性が説かれ、どうやったら心の平和が保てるかとか緊張しない為にはどうしたら良いかとか潜在意識を良くする為にはどうしたら良いかとかプラス思考にする為にはどうしたら良いかとか色々の教え、方法、アドバイスが説かれている。

 私も殆ど同様の事をこのブログで書いて来たし、これこれこういう時の心の舵取りの仕方をどうしたらいいかとかそんな事で分かった事を自分なりにしたためて来た。

 しかし、前にも書いたが、一つの型にとらわれると他の事に対してはスキが出来るので良くないのである。例えば大胆に勇敢に思い切りよく事を進める事が大事であるという事のみにとらわれると細かい所に気が行き届かないとかそういう事が出て来る。
 そうならない為にはどうしたらいいかと言ったら、一つの事以外に色々な型、方法を駆使してその場その場にふさわしい事をやって行かなくてはならないと言えるのだがそんな事は口で言うのは簡単だが実際にお前やって見ろと言われても中々出来ないだろう。

 私はテニスの試合に良く出るので自分が今、何をどのようにやらなくてはならないかという事は一つの型にとらわれず、臨機応変にその場、その場で判断してやって行かなくてはならないという事を体験的に知っているのだが、その判断はどうしているかと言ったら、それは百%、自己の直感による。

 私は昨日、私が信仰している生長の家の神奈川教区の大会で司会を仰せつかったのであるが、数百人も入る大きな会場で司会するのは初めてであり、またその大会は生長の家神奈川教区の大切な行事であったので慣れない私はかなり緊張した。

 そして、司会を滞りなく行う為に自分なりに今まで会得してきた心の使い方の工夫をして、緊張感を和らげ、仕事を遂行して行ったのであるが究極の緊張の場面まで行くと、もうそうした型も頼る事が出来ず、頼れるのは「そのままのおのれ」のみであるという現実を突きつけられた。
 その時、私はそのままで完全円満な自分であるという事を思い出し、そしてそのままの自分で勝負したのである。
 結果は完璧とは言えないものの悪くなく、全力を尽くしたという満足感は残った。
 
 単に知識的にこういう型をやれとかこういう時はこういう心の使い方をしたらいいと知っていても、それだけでは実際、本当にせっぱ詰まった時に使い物にならないのである。
 一番大事な事は小手先の心の使い方とか持って行き方とかの知識ではなく、自分の中にそれらの有用な心の使い方とかその他色々なやり方、型の元になる完全円満、無限力の神がおられるという悟りを得なくてはならないのである。

 それはこれこれこういう時にはこういう心の持って行き方にせよとかこれこれこういう時にはこうせよ、こうしなくてはならないという事を外側から「ねばならぬ」と縛り付けるのではなくて、我々の中に「そのまま」でそうした全ての智恵、方法、型を自ずと必要に応じて駆使出来る完全円満の神の生命があるという事を自覚する事である。
 それが「そのままでよい」という事であり、全ての小手先の智恵、こうしなくてはならないという縛りを解放した時、そのままで完全円満な我々の中の実相が動き出すのである。

 それこそ魂の解放であり、解脱であり、真の無限力の発揮である。

堀 浩二
by koujihori | 2006-02-20 08:40 | 信仰 | Trackback(2) | Comments(0)
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