自壊作用

 生長の家の人は良く聞く言葉だと思うが、「自壊作用」という言葉がある。それは生長の家創始者、谷口雅春先生の御著書「生命の実相」にも度々出て来る。
 その内容というものは、この現象、肉体というのは本当に存在するものではなく、我々の念が映っているものであり、我々の過去数十年の迷いの念が今の肉体の病気となって現れているが、我々が真理を心に悟ると、現象の肉体の病気も治るがそれがすぐには現れず、その前に先ず、過去の迷いの念の自壊作用で肉体の病気の状態が却って悪くなるというものである。

 だから、病気の人が「生命の実相」の様な真理の本を読んで、心が人間神の子完全円満という真理を悟ると肉体の病気が治る前にその人の過去に長年、蓄積させて来た迷いの念が自壊する作用というのがあり、そうなると却って、一時的に肉体の病気の状態が激変して悪くなるというのである。

 しかし、生長の家の人には生長の家を知って、練成会などに行って、真理を勉強してもまだ自分の具合の悪いのが良くならないのを「これは自壊作用だから、自分はまだ良くならない。」「今はまだ自壊作用の段階だから、これが引いたら私の肉体は健康になるんです。」と言っている人が居る。こういう人は恐らく、永久に自壊作用が続くと思われる。

 私が9年前に宇治の別格本山の練成会に参加した時に座談会でそういう事を言う参加者が居たのであるが、その時、その座談会を指導されていた私の生涯の師である榎本恵吾先生は「あなた、あんまり、自壊作用に引っ掛からない方がいいですよ。」と言われた。

 「私は生長の家を勉強して心は真理を悟っていますが、まだ現象の肉体は自壊作用の最中で具合が悪いのです。」と言う人は自分は実相は神の子だが、現象の肉体はその悟りがまだ完全に現れていないで過去の迷いの自壊作用の段階であるから、まだ“今は健康でない”と思っているのである。

 その“今は健康でない”と言う考えは谷口雅春先生が生長の家を始める時の“今、立て!”という精神が分かっていないという事である。
 生長の家は“今、立て!”の教えである。先生は生長の家をお始めになる直前は、人間は完全円満の神の子であり、本来無病で無限供給であるという事を悟っていらしたが、それが現象化するのは悟ってから一定期間を過ぎた後であり、それまでは現象的には自分は貧しいから生長の家を始める事は経済的に余裕が出来てからにしようと思っておられたのである。
 しかし、二回の盗難に遭われてから、こんな事ではいつまで経っても経済の余裕の出来る時など来はしない、自分は今、完全円満であり、無限供給があるのであるとお悟りになり、貧しい現象の自分はナイと否定された。
 そして、すぐに生長の家を始められ、雑誌「生長の家」千部を自費出版され、知人にそれを無代贈呈され、そこから現在の生長の家が始まったのである。

 生長の家は現象はナイ、肉体はナイの教えである。従って、自壊作用の不完全な不健康な肉体はナイのである。そして、今、完全円満、無限健康の自分のみがここに居るのである。それを自覚すれば、病人は今、すぐ立ち上がる事が出来るのである。経済的にすかんぴんになっても今、すぐ何らかの施しを他人に与える事が出来るのである。

 私は長年、テニスをやっていたが、サービスが下手で、毎日練習すれば、いつかはうまくなるだろうと思っていたがいつまで経っても上手くならなかった。
 しかし、自分は神の子無限力であるから今、出来る、今、サービスが得意であると自覚した時、その時からすぐに私のサービスは素晴らしく良くなったのである。

堀 浩二
by koujihori | 2006-04-11 09:42 | 信仰 | Trackback | Comments(0)
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