赦すということ

 私は仕事で会社のパソコンを使って、会社で必要な振込の手続きをしている。先日その業務をいつも通りしていたら、パソコンが途中でフリーズしてしまったので、今、振込手続きしたデータがきちんと銀行に送れているか分からなくなってしまった。
 そこで銀行にその事を問い合わせたら、それは自分の所では分からないので他の所に問い合わせてくれと言うので、その指定された所に電話してみた。すると、それは自分の所では分からないからここに問い合わせてくれとまた言われ、またそこで指定された所に電話してみるとその事は自分の所でも分からないと言われた。
 そんなこんなで結局、また最初に電話した銀行に問い合わせて見ると、別の担当者が出て来て、あっさり、私の問い合わせに答えてくれたのである。

 それまでにおよそ45分もかかり、その間、私は3箇所の相手に言わばたらい回しにされたのである。その振込手続きはどうしても、その日のうちに終わらせなくてはならず、振込手続きの終了時間まで時間が迫ったいた事もあり、そんな状況でこの様に45分に渡って本来ならされなくてもよいたらい回しをされたのである。
 私はその事に非常に憤り、その日は夜も中々寝付けない程であった。最初に私の問い合わせの電話を受けた女性銀行員の愚かで行き届かない対応が赦せなかったのである。

 しかし、翌朝、静かに反省してみると私はこうでなくてはならない、絶対に今日中にその振込手続きを終わらせなくてはならないと自分で勝手に自己限定していたから、こんなに焦り怒ったのであると思った。その日手続きが出来ないなら出来ないでその時、また別の対応を心静かに考えれば良かったのである。

 それはともかく、変な事を言ったり、やったりする相手を怒る、赦せないというのは程度の差こそあれ、普通誰にもあると思う。しかし、それが余りに高じると常に組織内でも不満を持ち続けなくてはならなかったり、あまりに、他人や上司の欠点や悪い所に引っ掛かっておれば、精神衛生上も良くない。

 相手が赦せないというのは自分の求める本来の理想像というのが誰にもあって、その理想に著しく外れた事をする相手が居る場合、どうしてもこれを赦す事が出来ないのであると思う。
 事にそれが自分の上司であったり、先輩であったりするとその上司、先輩に常に憤り、審き、そして、会社の不平分子になり、そうなるとある日、ちょっとした事がきっかけでその組織を飛び出すこともある。そんな人は一つの組織に長く居着けず、社会の不平分子になってしまうのである。

  それは取りも直さず、自分の求める理想像というのを他人、言わば外部に求めるからである。生長の家では現象は本来存在せず、それは我らの心が映っている世界に過ぎないと説く。そして、本当にある世界は現象の奥に、そして我らの内に存在する霊的世界であって、それは完全円満の神が創造した完全円満の世界であり、それは宇宙に偏在していると説く。そしてその霊的実在世界を実相世界と生長の家では呼んでいる。そこに住む人達は皆、完全円満な人間ばかりであり、それが我らの本当の姿であると説いている。

 その様に外部言わば現象は本来、存在せず、それは自分の自覚が映っているだけの映像に過ぎない。そんな所に理想を求めるから、憤慨ばかりしていなくてはならないのである。理想を現象に求めるな、外部に求めるな、相手に求めるな。押し付けるな。理想は外にはない。既に内にある。
 外部、現象はナイのであり、本当に存在する世界は我らの内なる実相世界である。その実相世界こそ、完全円満の神が創造になられた宇宙に偏在している所の霊的実在世界である。そこにのみ我らの理想とした国があり、人間がいる。その内にある理想を悦んでおればよいのである。

赦しとは相手に理想を求めないという事である。神の国は自分の中にあるという事を認める事である。それは相手を赦すという事であり、自分をも赦すという事である。

堀 浩二
by koujihori | 2006-05-31 10:02 | 信仰 | Trackback(1) | Comments(0)
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