天国への階段

 私は生長の家の信仰を持っており、人間は神の子であり、この世界は現象世界で本当には存在する世界ではなく、その奥に完全円満の実相世界、神の国があるという事を信じている。
 そして、この現象世界は我々人間の心が映っている世界だから、我々人間が心を整え、実相世界の完全円満さを観て、それを実行する訓練をして行く中で心が歪んだ状態から真っ直ぐな迷いの無い状態になり、その結果、実相世界の完全円満さが現象世界にも投影して、幸せになり、健康になると思っている。

 だから、心を真っ直ぐにする為に常に良い念を持ち、人を赦し、感謝し、そして、その自覚を常に生活の中で実行しなくてはならないと思っている。そうする事で心の迷いが無くなって行き、心が清まり、そうすると心の影である肉体も完全なもの、健全なものになって行くと信じている。
 従って、生活の中で常に心を平静にし、人に感謝し、間違っても、切れたりしない様にしている。

 しかしながら、この様にしようと心掛けても、どうしても生活の中で心を乱し、人の欠点が目につき、いらいらしてたまに切れてしまう事もある。そんな時、今までコツコツと積み上げて来たものが一挙に瓦解し、自分は取りかえしのつかない事をしてしまった、心を乱してしまった、それにより自分の肉体や心を傷付けてしまった、又は人をも傷付けてしまったと後悔し、悩む事がある。

 しかし、これは間違っているのである。何故ならば、それは自分と実相世界即ち天国というものを別物と考えて、実相世界、天国に至るまでにはコツコツと自分を清め、高め上げ、一つ一つ天国への階段を昇って行く事でやっと何時の日かそのあこがれの天国に辿り着けるだろうと思っているからである。そんなのは今、既に自分が神の子であり、完全円満であり今、このままで既に自分は神の子として実相世界、神の国にいるのであるという生長の家の教え、神髄とは異なる。

 それはバベルの塔の考え方である。人間が一つ一つ積み上げて行って、バベルの塔を作り上げて行って、遂に天国に到ろうというのがその考え方であるが、そんなのは人間の我(が)の傲慢であると神からの怒りを買い、バベルの塔は打ち砕かれてしまったのである。

 傲慢というのは人間の我(が)であって、それは自分は肉体であると思い、それを少しずつ積み上げていけば神に至るであろうという迷いが我(が)であり、傲慢である。それは迷いであるから非実在であるから、神という実在により破壊される(本来の非実在とされる)のである。

 そんな我(が)の一歩一歩の努力など天国に至る直前に瓦解し、我(が)は天国に至る直前の階段からすべり落ちて奈落の底に転落するのである。それが迷いが破壊される事、本来非実在であるという事である。

 我々は神の子であり、今、ここにある完全円満の神の国、天国に正に今、いるのであり、住んでいるのである。だから、我々は現象はどうあろうとも今、そのままで完全円満であり、無限力であり、無病であり、愛溢れる素晴らしい存在である。そして悩みや問題もたった今何もナイのである。
 これから天国に到る必要は無いのである。如何なる病人もけが人も悪人も力のない駄目な人間もそれを悟れば今すぐ、健康となり、善人となり、無限力を発揮する事が出来るのである。

 先日も会社から帰宅して、私が冗談で妻に軽口を叩いたら、妻がそれにからんで来て、なんだかんだと当たって来た。私は不愉快になり、妻を怒った。そして自分の部屋から出て来た息子も帰宅した私に対して何の挨拶もしないのでその時、かなり不機嫌になっていた私はその挨拶をしない事を強く叱りつけた。
 それから、楽しいはずの家族団らんの時間が暗い、険悪なものとなってしまい、後から妻に何故不機嫌だったかと聞くと、職場で事件が起こって心労していたからだと言うのである。そうなるとこれはやはり、妻に仕事を辞めてもらった方がいいのではないかとか色々考えたし、息子の反抗的な態度も多少気になった。

 問題山積みたいに見えるが、それは私の迷いなのである。私の家庭にはたった今、何も問題が無いのである。問題があるみたいに見えるのは単に私が心が歪んで問題ありと思う迷いが映っているだけである。何も問題のナイ天国浄土は今、ここにあり、我が家は今、そのままで天国浄土で私の妻も息子もそのままで素直ないい子なのだから、全て神様に任せて、この家庭の問題を良くしよう、妻の問題を良くしよう、息子を良くしようなんて考えないで良いのである。

 それが今、自分がそのままで完全円満の神の子であり、今ここが天国浄土であるという自覚である。そうする中、私の心の通り妻は元の明るい妻となり、息子はいつもの素直ないい子になっていたのである。
 問題は始めから何も無く、今、ここがそのまま天国、極楽浄土であった。

堀 浩二
by koujihori | 2006-07-07 09:42 | 信仰 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://joyfulness.exblog.jp/tb/3353131
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 神様とつながる事の大切さ 今、与えられた問題は必ず解決出... >>