丑三つ時は最も暗い

 昔から良く言われる事だが、「丑三つ時は最も暗い」という言葉がある。丑三つ時というのは大体、午前2時から2時半あたりという事だが、この時間が夜の中で最も暗い時間であるというのである。

 しかし、これは勿論、単に現象的にそうだからそうだと言っているのではなく、人生の一つの教訓として言われている。
 丑三つ時というのは午前2時半頃だと言うから、もう2~3時間待てば、やがてすがすがしい明るい朝が来る時間である。これになぞらえて人生において最も暗く、悪くなる時は実はその直後に最も良い、解決、飛躍の時期が迫っているという事であるというのである。生長の家でも同様の事が強調されており、最も悪くなる時は良くなる直前であると教えている。

 私は33歳の時から英会話をやっていて今年で14年になる。英語に関しては中学の時はけっこう出来た方で、大学受験の時も相当勉強したので単語とか構文とかはけっこうマスターしている方であった。しかし、英会話となるとからきし駄目で、特にヒアリング(英会話を聴く事)に関しては本当に苦手であった。
 私は英会話学校に毎週水曜日の夜通っていたが、そこのクラスメートの女性に誘われて、同じ英会話学校で土曜日に開かれている英検1級受験クラスにも約2年前から通い出した。
 それから英検1級のテストは4回受験したが、まだ合格していない。英検1級と言ったらそれは相当なレベルで日本から出たことのない日本人がちょっと勉強した位ではとてもではないが合格する事は出来ない。CNN(アメリカのテレビ局)とかAFN(アメリカ軍によるラジオ放送)などの放送を当たり前に聴き取れて、英字新聞をどんどん読める位の力が無ければ駄目である。
 先月に英検1級のテストを受けた私はその事を再認識し、それからは毎日、CNNとかAFNを聴く練習とインターネットで英字新聞を読む練習を始めた。しかし、その翌週の土曜日の英検受験クラスでヒアリング練習をした時に改めて自分のヒアリング力の無さを痛感し、もう本当に自分は駄目だと思った。もう英会話をやめようかと思ったのである。
 しかし、授業が終わった後、クラスメート達と喫茶店で雑談をしている内に段々立ち直って来て、そうだやはり自分は神の子だから無限の力が潜在していてそれは今、ここにあるからやはり、やれば出来るのだと思い直す事が出来た。

 私は英会話を始めてからの14年の間、ヒアリング練習は一応毎日やっているのに何故、いつまで経っても出来るようならないかと思っていた。しかし、その後、私のテニスの経験から大事な事にひらめいた。
 私はテニスもやっているがこれも努力しているのにサービスがいつまで経っても上達しなかった。常に自信のない不安な状態でサービスを打っていたのだが、だから、うまく打てなかったのである。
 だから、常にうまくなる為に考えていてそれが悩みとか迷いになっていたのであり、そんな風だとますます自信が無くなり、うまく打てないのだった。だが、そうこうしている内にある時試合をしていてパッとひらめいた。それは今の自分はサービスがまだ下手だ、下手だから、研究したり、練習したりしてこれからうまくなろうとしていたのだが、それだから駄目であったと気が付いたのである。

 今の自分はまだ駄目だ、下手だと思っていたら、その自分の思い通りいくら研究しても練習してもいつまで経っても下手であり、駄目なのである。
 だから、私はいつまで経ってもサービスが上手くならなかったのである。私はこれからうまくなるのではなく、神の子無限力であるから、たった今、上手いのであり、力があるのであるという事をテニスを通して如実に悟る事が出来た。

 それに気が付いたらその瞬間からサービスを打つのに不安と迷いが無くなり、どういう風に打ったら良いサービスが打てる様になるかという事が直感的に分かり、それからすぐに良いサービスを打つ事が出来るようになったのである。
 それと同様に英語も今の自分は分からない、出来ないがこれから練習したり、勉強すれば分かる様になる、出来る様になるなんて思いながらやっていたからいつまで経っても分かる様にならなかったのである。私は神の子であるから無限知が宿っており、従って、今、たった今、英語が分かるのである。外国人のしゃべっている事も今、聴き取れるのである。英字新聞なども今、読めるのである。
 その事が分かってから、私はAFNやCNNなどのナチュラルイングリッシュも大部聴き取れるようになったし、英字新聞などもかなりすらすら読める様になったのである。今まではどうせ分からないと思って、良く聴いておれば聴き取れた単語も聴き流していたから分からなかったのであり、英字新聞なども分からない単語に引っ掛かって中々読み進む事が出来なかったのが、分からない単語も何となく全体の文章の流れで意味が分かる様になった。
 そればかりではない。私は自分の母国語である日本語でも相手と話していて、集中力が途切れたりして相手の話が一回では良く分からないなんて事があり、また日本語で書かれた文章も理解が遅く、読むのに時間が掛かっていて、これが私の長年の悩みになっていたのである。
 だが英語を勉強する中で今、自分は分かる、出来ると分かってからどんどん日本語の文章を理解するスピードも上がり、本を速く読める様になり、沢山の本をどんどん読める様になったのである。

 ものごとが進歩、上達するのには練習が一番大事であるというのは私も異論は無いが、自分が今、出来る、分かると思えば、どんどんその力を行使する様になるから、そう思っている人は結果的にどんどん練習するのである。そして、どんどん力を伸ばして行く。
 我らが生長したり、力が伸びて行くのは駄目な力のないものが我(が)で頑張る事ではなく、完全円満そのものである自分がより完全円満する事で達成されて行くのである。

 私がその事を本当に悟ったのは自分が目指している道が閉ざされて、もう駄目だと思った直後であったのである。

堀 浩二
by koujihori | 2006-11-01 09:36 | 信仰 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 英語の勉強-最初の一歩は?- at 2006-11-15 11:30
タイトル : 英語の勉強-最初の一歩は?-
英語の勉強-最初の一歩は?- 英語の勉強と言っても色々あります。あなたにぴったりの勉強法探し最初の一歩を踏み出してみませんか?... more
Commented by yukie sakai at 2006-11-02 09:07 x
堀先生
ありがとうございます。自分で認めなければ力は出ない。もうダメだと思った直後に道は開ける。そうですね。長男が勉強に励みだして成績が素晴らしく伸びてるのですが、英語だけが、がまるで出来無い。こんな所は遺伝しないで!と思うのですが、彼の内在の神性を信じて、夢に向かって強い意志をもって努力している彼の命に感謝しようと思います。
何故、私は英語が苦手だったのかなあ。昨日主人に聞かれて、「私にはアルファベットが記号にしか見えんかったもん。国語は心で理解できるし、社会は物語があるからそのまま記憶できたけど、記号のような英語は好かんもん。」と答えたんですよ。長男も同じなのかなあ。
Commented by koujihori at 2006-11-02 11:31
幸江さん

 コメント有り難うございます。ご長男の英語の件ですが、全然気にしなくていいと思います。
 勉強に励みだして他の教科の成績が伸びている事は素晴らしいじゃないですか。そこだけ見て、お喜びになればいいと思います。もう既にそうされてますよね。
 悪い所をつかんでそれを良くしようとするとますます悪くなるものです。そんなものはナイとして、神様に全託して、良い所だけ賛嘆して行けば、いつの間にか悪い所も消えてますよ。

 私は英語はアメリカ人ならどんな人でも流ちょうに話しているんだから、同じ人間である自分が分からない訳ないという事に突然気付いたのです。そうすると不思議と何となく分かる様になりました。

 僕達はそのままであれば、無限力ですからいくらでも必要な能力は出せるんだと思います。それをそうさせなくているのはただ、自分で自分を自己限定する心だけだと思います。

堀 浩二拝
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