意志の力より想像の力の方が強い

 生長の家でよく言われるのは「意志の力より想像の力の方が強い」という事である。要するに「私はこれをやろうとかこうなろう」というのは意志の力であって、「私は既にこうである」として、それを感謝したり、落胆したりするのは想像の力であり、その意志の力より想像の力の方が実現力があると言うのである。
 この世界には心の法則というものがあって、この世界の森羅万象全ての全てが自分の心の影であり、そうでないものは露ほども存在しない。要するに我々は自分の自覚の世界に住んでいるのである。
 だから、「一切の責任は自分にあり」とはこれも生長の家の言葉だが、そういう事になるのである。これは逆にどんな不幸な境遇や不完全な肉体を持っていても自分の自覚次第でどうにでもなるという事を意味するから、途轍もない福音である。

 さて、私は小学生の時、書道をやっていて、初段まで取得したが、そういう事もあって、何かの機会につけ、筆ペンで色々文書を書くのが好きである。だから、年賀状も筆ペンで書くのであるが、これが本当に難しい。
 実は私は11年前にそれまでの長年の心の迷いからのストレスが重なって、自律神経の故障を起こした事があり、それから右手が上手く使えない様になった事がある。だから、野球のボールは上手く投げられなくなったし、字も上手く書けなくなってしまったのである。その他、夜が全く眠れないなんて事にもなり、精神的には不安と強迫観念にさいなまれるという状態になった。
 しかし、その後、宇治別格本山の榎本恵吾先生に救われ、私の迷いが無くなり、それと共にストレスも無くなったので、大安心に満たされる様になってから、不眠症は治ったが、右手がうまく使えないという症状は残っていた。
 私は野球のチームのまとめ役をやっているので立場上、全試合に行くし、練習も行く。その時、キャッチボールをするのだが、それが本当に私に取っては命懸けなのである。何故なら私は全くのノーコンであるからである。しかし、私は自分は故障があるという事は一切認めないので、勇気を出して、ボールを投げるのだが、どうしても上手く投げられない状態は続いた。
 しかし、この十年での私の命懸けの真理の生活化、実践でその状態も徐々に改善しつつある。
 さて、今年も年賀状を筆ペンで書いていたが、これもこの十年で少しずつ上手く書ける様になっていた。しかし、年末の忘年会で午前三時過ぎまで仲間と呑んでいたら、その翌日からまた、右手が上手く使えないという症状がぶり返してきた。それが最近まで治らず、そういう状態で今年になって、年賀状を筆ペンで書こうとしたら、全く、上手く書けないのであった。
 ボールペンや鉛筆と違って、筆と言うのは先が柔らかいので本当に難しい。ましてや年賀状を書くというのは上手く書かなくてはいけないという意識が働くので、より一層上手く書けない。
 年末に会社で年賀状を書いていた時は大部、上手く書ける様になったので悦んでいたが、また、書けなくなってしまったのである。
 しかし、その時、私はひらめいたのである。これは上手く書こうとするのではなくて、自分は上手い、出来ると信じて、思い切って書こうと。上手く書こうとすると言う事は丹念に意志の力を使って、丁寧に書き、それを重ねて行く内に段々、上手くなるだろうという考えだが、自分は上手い、今、出来ると信じる事は失敗を恐れず、出来映えを気にせず、おのれを信じて、思い切って書くという事である。毛筆で書くというのはこの思い切りの良さがとても大事であると思う。そうしたら、年賀状の筆ペンでの宛名書きが大部出来る様になったのである。
 これが「想像の力は意志の力より強い」という事であると私は思った。要するに想像力は創造力でもあり、自分はまだ過去の迷いの痕跡が肉体の故障として残っているから、心は悟っても肉体はまだ力が発揮出来ませんなんてのは嘘なのである。そんな事を思って、練習したり、上手くやろうとしても、出来ないのである。何故なら唯心所現の法則が働き、自分はまだ駄目だ、それを良くしようとしようなんて思っているから、その自分は駄目だの心の通り、いくらやっても駄目な状態は続くからである。 
 しかし、そうではなくて、自分は今、このままで完全円満であり、無限力であるという自覚の元に今、断固として勇気を出して、思い切ってやる所に実相が出て来る。それがそのままでよいという事であり、実相は自分で出て来るという事である。
 実相は完全円満だが、それを現象に実現させる為には心を清め、行動を清め、それが潜在意識に蓄積し、その影響が肉体に出て来るまで待たなくてはならないなんて言うのは自己の意志と力により実相を顕現させようとしているのである。そうではなくて、今、そのままで現象ナシ、肉体ナシ、今、ここに完全円満の自己のみしか無い、神の意志により、今、ここに実相が顕現するのであるという悟りこそが想像の力が働いて、そこに創造がされ、現象に実相の完全円満が顕現する唯一の道であるのである。
 繰り返すが、それが榎本先生がよく仰っていた「実相は自分で出て来る」という事である。

堀 浩二
by koujihori | 2008-01-04 13:41 | 信仰 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from 潜在意識を知って願望達成 at 2008-01-07 17:05
タイトル : 潜在意識を知って願望達成
潜在意識は自分の考えとは別に脳自身が考えている別の意識ですが、潜在意識の仕組みを知ると万人の悩みや願望を達成する可能性を秘めています。当サイトでは潜在意識の話題や結婚や復縁などから成功体験のメモも多く掲載しており、浄化(クレンジング)での無限の活用方法もあります。... more
Commented at 2008-01-05 17:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by koujihori at 2008-01-06 11:50
長瀬さん

 素晴らしい体験談、お聞かせ頂き誠に有り難うございました。長瀬さんの燃える様な信仰、本当に素晴らしいですね。また、三年前の事は神様が長瀬さんを生長の家に導いて下さる素晴らしいきっかけでしたね。
 これからも、どんどん、生長の家をお互い、頑張って行きましょう。生長の家の真理の素晴らしさは肉体の治る事とか現象の善し悪しなんて事を遙かに超えて、途轍もない素晴らしいものですよ。
Commented by yuko at 2008-01-07 18:12 x
生長の家総本山のおみくじに「意志と想念の一致」という言葉がありますが、ずっとその意味が解明できないでおりました。しかし今日の堀さんのブログでしっかり理解できました。ありがとうございました。そして同時に「常今ここ完全円満」を魂の底からかみしめました。不思議な体験です。遺伝子がスイッチONしたのかなぁ~
Commented by koujihori at 2008-01-08 09:12
yuko様

 そうですか。そう言って頂けるとこのブログを書いている甲斐があります。本当に有り難うございました。今、ここ完全円満こそが生長の家の神髄です。それが伝えられたのでしたら、これに勝る悦びはございません。
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