日時計主義(2)

 生長の家では今、盛んに日時計主義、即ち人やものや事の良い所のみを見て、悪い所を見ないという主義が提唱されている。それに伴って、日本教文社刊の「日時計日記」も盛んにアピールされている。

 生長の家副総裁、谷口雅宣先生は御自身のブログで盛んに「日本の犯罪は減っている」と言う事を具体的数値データの元に述べられ、戦後ことに現代の日本社会が凶悪犯罪が増えて来ていて、良くない事だという世間一般ことにマスコミで盛んに述べられている悲観論に対して、反対の事を仰っておられる。
 私も割合、その悲観論に同調する方であった。毎日ニュースで報道される事件は親殺し、子殺し等凶悪さを増すばかりであると思っていた。しかし、実際は犯罪件数が減っているというのは事実であり、その事は雅宣先生のブログを読むまで私も知らなかった。

 さて、そうしたデータはともかく、世の中を良くしたいと本当に思ったら、雅宣先生の仰る様にやはり、日時計主義で世の中の良い部分のみを見、それを積極的に語っていかなくてはならないのである。何故ならば、この世界には心の法則があり、我々の認識するものだけが存在の世界に入るという厳然とした法則があるからである。そもそも生長の家の出現した具体的意義は良き言葉で悪しき迷いの言葉を打ち消して、この現象世界に光明を持ち来すという事にあったはずである。

 ところで私は実際の毎日の生活の中でこの日時計主義で来たかというと割合そうでもない。それどころかその真反対の批判と叱責の毎日であったと思う。
 それは私の中に生長の家を学んだ事により、途轍もない高い基準、要するに人間としてはこうあらねばならない、会社というものはこうでなくてはならない、仕事というのはこうするべきだ、組織というものはこの様でなくてはならないという物差しがあって、それで常に自他を縛り付けていたのである。
 それで会社と言い、地域と言い、他の人を厳しい審く目で見て、欠点を見つめ、それを良くしようという気持ちで一杯であった。特にそれは会社内でひどかったと思う。
しかし、それでは上手くいかないという事を私はテニスのダブルスの試合で実感したのであった。ダブルスのパートナーのミスを厳しく審く目で見ていると、相手は萎縮して本来の力を発揮出来ないし、そうしていると試合も負けてしまう。私は同じ事を別のパートナーにされる事で欠点とか失敗を咎める心を持っていると相手の力を引き出せない事を身を以て体験した。
 また、私は他の所でも鋭い批判にさらされる経験をした事があり、その相手に憤慨したが、考えて見れば、そうした他の人の欠点やミスに引っ掛かり、それに憤るという行為自体を私自身がそれまで大部して来たという事を反省したのである。その事から、やはり、お互い伸びる為にはそれぞれの短所や欠点をつかんでそれを咎め立てするのではなくて、相手の実相を神の生命であると思って、相手の現象面の良い部分のみを見て、祝福する即ち日時計主義が大事である事を本当に実感したのである。

堀 浩二
by koujihori | 2008-01-08 13:07 | 信仰 | Trackback | Comments(2)
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Commented by erica at 2008-01-08 22:10 x
堀先生
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

>世の中を良くしたいと本当に思ったら、雅宣先生の仰る様にやはり、日時計主義で世の中の良い部分のみを見、それを積極的に語っていかなくてはならないのである。
今日は雅宣先生の『日時計主義とは何か』という本を買ってきました。まだ読んでないが、電車の中でチラッと見ただけでも、どれだけ日時計主義は大事だとわかります。
教化部長先生も「日時計日記をつけることは、実相を顕現させるためのもっとも近い道である」と仰っていました。
今、雅宣先生と純子先生が日時計主義・日時計日記に力を入れていることは、生長の家創始時点から雅春先生がいくらそれを重要視していたかを生長の家信徒である私たちがかを忘れてしまったからですね。
Commented by koujihori at 2008-01-09 09:08
ericaさん

 明けましておめでとうございます。こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

 >今、雅宣先生と純子先生が日時計主義・日時計日記に力を入れていることは、生長の家創始時点から雅春先生がいくらそれを重要視していたかを生長の家信徒である私たちがかを忘れてしまったからですね。

 そうですね。生長の家をやっていると問題をつかんでそれを良くしようとしがちですものね。
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