問題

 榎本恵吾先生はよく「ナイ!」という事を仰っていた。「潜在意識はナイ!」という一喝もあったが、これも生長の家の真理からすれば、本当の事である。それから「問題はナイ!」という一喝もあった。皆、何となく潜在意識を清めなくては、問題を解決しなければという事でそれを握っているのであるが、それはナイのであって、そうするとそれをつかむ心が消えるからその問題にとらわれてあくせくしたり、悩んだりする事が無くなるのである。

 生長の家の生き方は問題とか迷いが見えていても、問題や迷いにとらわれない生き方である。生長の家に入れば、あらゆる問題が消えて、のらくら暮らせるというものではないのである。 
 現象は良い時もあり、悪い時もある。しかし、生長の家の生き方は問題が見えていても、心でつかまず、神に全託するのである。それは問題というのはアルように見えて、実は存在せず、神が消して下さると悟る事である。それを問題が出て来た時に自分が何とかこの問題を解決しなければならない、その為には自分がこれこれこれだけの行や手続きをしなくてはならないとする。それが、問題に心を引っ掛からせる事であり、それでは問題にとらわれてしまうのである。そして、心は焦りで一杯になるのである。
 そうなると如何に祈ろうが、努力しようが、問題を心でつかんでいるからますますその問題がどうにもならない具体性を帯びて、自己を縛るのである。
 
 しかし、問題はある様に見えていても、実はナイのであって、必ず神が消して下さるのである。その事を悟り、神に全託するその時、吾らは全くの他力の信仰に入り、自信と安心に満たされ、見えている問題は自己の力を訓練する練習台となり、迷いや悩みも悟りへの基礎工事となり、我らは力をつけ、悟りに至るのである。

堀 浩二
by koujihori | 2008-01-18 12:24 | 信仰 | Trackback | Comments(0)
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