本当に分かる。

 以前、生長の家の聖典「生命の実相」全40巻の中で真理を如何に実行するかが書かれた第七巻「生活編」から入るのは良くないという事を書いた。
 私の中学の時の友人で彼とは20代の時も親しく付き合っていたが、彼がある時、私を嫌いな所があるが、それはそう思わないのに無理にそう振る舞ったり、自分の考えにしようとしている所だと言った事がある。その時は「へー、そうかな」と思ったが、要するに私は生長の家を正しいと思っていたから、生長の家の言っている事は自分の考え抜きに正しいと思って、無理に生長の家の言っている通りの考えを持ったり、行動したりしていたのである。
 例えば、天皇陛下への尊敬の念も高校生の時など正直、そんなに分からないというのが当たり前であろうと思うが、私は生長の家が天皇陛下を大事に言うので自分は心からそう思わないのに、天皇陛下が素晴らしい、素晴らしいと言ったりしていたらしいのである。それを私の友人は私が心からそう思わないのにただ形だけ、天皇陛下を尊敬しているなんて言うのが苦々しかったのだと思う。 

  武道とかスポーツの型やフォームなども外側から取って付ける様では駄目である。既にそのままで完全円満な力が内にあるのであるから、それに百%任せて、プレイするのである。しかし、それは無茶苦茶にやるのではない、法則やコツは確かにある。だが、それは前述のように外側から取って付けるのではなくて、自分の中から経験と段階に応じて、自分で出て来るのである。しかし、それは指導者から指摘されて出て来る事もある。それは自他一体であるからである。

  要するに本当の事は形だけ真似て、外側から取って付けた様にしても駄目であり、全ての真理は自分の中にあるのであり、それが経験に応じて、自分で出て来る、又は自分で分かるという事でないと本当に出来たり、分かった事にならないのである。
  倶胝(ぐてい)和尚が人々に道を示すのにただ指を立てて、それを示した時に小僧がそれを見て、ただその形だけ真似て、指を立てて、人々に見せたのを見て、怒った 倶胝(ぐてい)和尚が直ちに小僧の指を切断したという話があるが、小僧は内側から本当に分かって、指を立てていたのではなくて、ただ形だけ真似ていたから和尚はそれを偽物として切り去ったのである。

 本当に分かる事が大事である。それは内側から本当に分かる事で外側から取って付けた様なものは駄目である。真理の実行、感謝、人の良い所を見るというのも内側から本当にそれが尊いと思って、やるようでないと駄目である。それは様々な経験を通して、自己の内なる実相、真理が自分で出て来たのである。自分で出て来たから、全くの自由意思で心からそうする事が尊いと思って、良い事を実行するのである。本当の善行というものはそういうものである。それが実相は自分で出て来るという事である。言い換えれば、本当に実相が出て来る事、本当に真理を悟るという事は実相や真理が吾等の中から自分で出て来るという事に他ならないと言う事である。

 現在の私は生長の家をやりながらも割合、よく怒るし、憤りもするし、他人も審く事もある。私は言うなれば社会生活で差し支えない限り、殆ど自分の行動と言語を自由にしているのである。それで当然、人とも衝突する事も恨まれる事もある。しかし、そうした経験を重ねて行く内に本当にこの人は悪い人では無かった、良い面もあったとか人の悪い所ばかり指摘していては組織も人も良くならないという事が心の底から実感されるのである。

堀 浩二
by koujihori | 2008-07-11 12:33 | 信仰 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 本質 at 2008-07-11 14:43
タイトル : 今上天皇陛下には頭が下がります。
今上天皇陛下、皇后陛下の天皇としての日々には頭が下がります。 毎年日本中を訪ね、... more
Commented by yuko at 2008-07-11 13:58 x
同感です。“実相は自分で出てくる”という事を実感でき、常に神に帰り、現象の諸々は神さまに任せ、「神さまがいいようにして下さる」と放っときます。そういう意識生活をしていると、常に自分が安心しているんですね。ありがたいものです。私の口癖ー今ここそのまま完全円満無限力
Commented by koujihori at 2008-07-11 16:47
yukoさん

 素晴らしいですね。本当に神様に全託の境涯ですね。楽ちんでしょう。これが生長の家の神髄ですね。でも、ここまで到達するのはお互い、ちょっとしんどい部分もありましたね。
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