自分は何に向いているか

私は以前、自分は何に向いているのだろう、自分の一生の仕事は何であるのか、自分の長所、特性、使命は何であろうかと大部悩んだ事があるのである。
 私は大学は経済学部経営学科を出て、それで三年間ある商社に勤めた。それから父の経営する会社に入った。それから約一年後に現在の妻と結婚した。
 しかし、私は会社での仕事で非常に悩んでいたのである。何故かと言うと父の会社は機械メーカーであり、コンプレッサという機械を開発製造している会社なのだが、私は文系であり、父の会社に入った時は営業部門に配属されたが、文系出身の私にはこの機械の営業というのがとても難儀だったのである。
 父は戦時中は陸軍で技術将校をしていて、日本軍の兵器の最新技術を研究開発していた程の人である。兄は父と同じく大学は機械科卒であるが私は経済出身であるので父の会社の製品の内容を理解するのがとても困難で又、メーカーの営業というのは商社の営業と違って、製品知識に関してかなり、深くて広いものを要求されるので機械系、理系の事には素人であった私はその能力不足、知識不足にとても悩んだ。それで、自分の取り柄とか一生の仕事として何に向いているかという事がほとほと分からなくなったのである。
 そんな私に妻は「「堀技研」を一番の強みにすればいいじゃない。」と言ってくれた。要するに機械技術でもなく、かと言って、税理士(私は一時、これを目指そうとちらっと考えた事がある)の資格でもなく、「堀技研」(私の勤めている会社)と言う事自体を一番の得意種目にすればいいという意味であったが、当時の私は余り、その言葉にも納得せず、悶々としていた。
 それから数年の後、今、所属している総務部に私は配置換えになり、現在に至っているが、その当初は私の上に上司が存在しており、私としては本当に下積みの時代が長く続いたのである。そうこうする内に私も信仰的に色々あって、それがきっかけで宇治の道場に導かれ、それから私は内側から魂的に生まれ変わり職場に復帰した。
 そして、程なくして、上司が会社を退き、私がその部門の責任者になったのであるが、その辺り(38歳位)から、私は自分の天分と言うか特性が自分で分かって来た。それは税理士の資格が無くても、機械の知識が無くても、私でなくてはならない会社の中での使命であり、天分であった。それは会社を活性化し、組織を整備し、人材を育てるという事である。それまでの会社は機械技術者や現場の作業員ばかりの会社であるからそうした組織を活性化するという分野が欠落していたのである。私はそうした事を整備する為に会社に来たのであるとその時、初めて自覚する事が出来た。会社に入って、十年以上過ぎた頃である。
 分かる人は分かると思うが組織論、人材育成論というのは生長の家の真理と大部共通しているのである。組織は言うなれば中心帰一の理念が具現化したものであり、人材とは神の生命の事であるからである。
 現在は私は仕事の一環として、当社に就職希望の者の面接などもしているが長年、会社に在籍して、現場でも仕事をし、営業もやったりしたのでそれなりに製品知識もあり、総務、経理の責任者であるから会社全体の事も把握しているので、そうした求職者に対する面接もあらゆる職種に関して、対応する事が出来る。妻の言った通り、私の最も優れた特性は堀技研という会社という事であったのである。

 吾々は自分に何が向いているか、何を自分のこの人生における専門分野にするか得意分野にするかと言うことで思い惑うことが特に若い頃あるのである。しかし、吾々の人生は神が生きている生即ち神生であり、色々試行錯誤しながらもそのままでその人でなくてはならない人生を作り上げていくのである。谷口清超先生が仰っていたが、「吾々は何になるかとそれほど、思い悩む必要は無い、吾々はいずれなにものかになるのである。」と。

 自分が何に向いているかとか何をやるべきかなどと言うのは自分の頭では分からないのである。「そのまま」の人生の経験が自分でなくてはならない力となり特性になるのである。そのままでよいのである。

堀 浩二
by koujihori | 2009-07-03 17:30 | 信仰 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from 試験対策/速読術,記憶術.. at 2009-07-04 07:55
タイトル : 難関試験に合格して、人生を変える勉強法
このプログラムは様々な試行錯誤の末、完成したものです。それゆえ、半年もの時間を掛けて制作を致しました。今までの脳力開発プログラムは、とにかく続ける事が困難なものばかりでした。しかし、今回は「楽に続ける事が出来て、効果が出る」と言う部分に強くこだわり、結果、それを実現できたのではないかと思っています。もし、あなたが・難関試験に合格して、人生を変えて行きたい・脳力を向上させて、ずっと活躍して行きたい・頭の回転の速い「デキる奴」と思われたい・とくかく、視力を回復させたいどんな理由でも、結構です。このようなこ...... more
Commented by なおちやん at 2009-07-03 23:24 x
堀たま
『なおちやん』でつ
今日もエロパワー全開でコメントします。
堀たまは『堀技研』の御曹司なのですから、会社さえ倒産させなケレバ良いのでしょうけど種馬にならないようにすれば~。
まあおやすみなさい。一色川のそばでしょう。随分大きな工場があるんですねー(地図て確認します)
Commented by 三谷文人 at 2009-07-05 23:36 x
 有難うございます

 >吾々は自分に何が向いているのか、----思い惑うことが特に若い頃あるのである。

 本当にそうですよね。

 ところで青年会の頃、堀さんが「昔は歌って踊れるスターを目指していたんだ」と言っていたのを憶えているんですけど、そうだったんですか?
Commented by koujihori at 2009-07-06 09:31
なおちゃん

 昨日、僕の家に電話してくれたそうですけど、ナオチャンは鎌倉相愛会所属です。

 ところで会社を倒産させないようにするってどれだけ大変な事だと思いますか?
 一色川って知らなかったですが今、ネットで確認しました。どうもうちの会社の近くにあるみたいですが、でも地図にも載ってないような小さな川の様ですね。ところでうちの会社の工場はそんなに大きくないです。
Commented by koujihori at 2009-07-06 09:38
三谷さん

>堀さんが「昔は歌って踊れるスターを目指していたんだ」と言っていたのを憶えているんですけど、そうだったんですか?

 ええ!僕、そんな事言ったんですか?誰かと勘違いしてませんか?そんな歌って踊れるなんてマイケル・ジャクソンじゃあるまいし。僕は歌には自信がありますが、踊りとなるとちょっと。

 ところでついでに僕が昔、あこがれていたのがプロテニス選手で俳優やって(こういう人が昔、実際にアメリカにいました。ビンセント・ヴァンパタンって言う人でマッケンローを破って、セイコースーパーテニスに優勝した事があります。)、歌手もやって、それで私生活は生長の家の講師で真理を説くみたいな人間になれたらいいなんて憧れた事はありましたよ。
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