2005年 05月 25日 ( 1 )

日本の夜明け

 現在、我が日本国の現状は何となく暗雲たれ込めたような状況、危機的状況にあると思うが、それはやはり、かつて生長の家創始者谷口雅春先生が訴えられていた通り、国の根幹を定めた現憲法である日本国憲法の精神、考え方に問題があるからだと思われる。
 この憲法には平和、自由、平等、権利が高らかにうたわれ、一見、理想的な憲法の様だが、国の根幹、家の概念、国民としての義務が骨抜きにされ、肉体の権利、快楽を第一のものとして据えた精神に問題がある。
 
 こんなものを戴いていれば、おのれの権利ばかりを主張し、国や祖先に対する感謝の念は薄れ、肉体の快楽、物質の利益を第一にする国民性が出来上がるのである。それは現在のもうけ主義第一の産業人のやり方、肉体の快楽を第一に求めた様な猟奇的事件の多発、自分のことばかりで子供のことを顧みない若い親達の出現等の我が日本国の現状を見れば、明らかだろう。
 そして、自衛隊を否定し、国の安全保障上の当たり前の免疫機能である軍隊を否定しており、その事がまた日本が一人前の国として世界に対して、責任ある行動と言動が出来ない原因になっているのである。
 
 しかし、昨今、一昔前までタブーとされたこの日本国憲法改正に関しての議論が活発になって来て、過半数の国民が改正に賛成ということになって来たのはいい流れではあると思う。しかし実際、現状のままでは日本国憲法を根本的に改正するというのは難しいだろう。
 環境権の追加とかそのような微細な改正なら可能かも知れないが、根本的にまともな憲法にするように変えるのは現状では困難だと思う。へたをしたら改正どころか改悪なんてことにもなりかねない。
 何故、この憲法を正しい方向に改変して行くのが難しいと言ったら、このアメリカ製の日本弱体化を意図した憲法は言わばぬるま湯憲法であり、一旦、それにはまったら中々そこから自ら抜け出す気にならないからである。
 おまけに日本はいわゆるムラ社会であるから、強力なリーダーの元、合理的な改革がびしびしと実行されて行く欧米と違って、誰が中心者だか決定者だかよく分からないで何となくものごとが進行して行き、ドラスティックな改革は中々行われず、現状維持で何となく進んでいくのである。

 それではどうしようもないのかと言ったら、そんなことはないのである。それは日本の真の姿、実相というのは自然発生的に出て来るのであるからである。そもそも日本国の建国も欧米の国の様な人々の契約により成り立ったものではなく、自然発生的なものであり、従って、日本国の生長や改革も言わば、同様に自然に行われて行くと私は思う。
 
 日本の実相はそのままで素晴らしい国であるから、だからこそ色々な失敗体験をするのである。その失敗体験こそ素晴らしい勉強と学びの機会であり、それを契機としてその本質の素晴らしさがますます顕現して行くのは我々個人と同様である。

 現在の日本は正に色々大切な事を学んでいる時期であると思う。新聞紙上を騒がす、色々な異常な事件、JRの脱線事故等々のように多くの人達の乱れ、悩みは我が国開闢以来のことであると思われる。しかし、それだからこそ、我々日本民族の素晴らしさがその学びの中で自ずと自然発生的に目覚めて行くのである。それが日本の夜明けである。

 堀 浩二
by koujihori | 2005-05-25 12:43 | 時事問題 | Trackback | Comments(0)