2005年 05月 31日 ( 1 )

勘を働かせよ

 私は勘が鋭いか鈍いかと聞かれれば、両方だと答えるだろう。口はばったいがものごとの本質を見極める直感力は自分はあると思う。でも、日常生活における勘はどうかと聞かれればない、もしくは極端にないと答えざるを得ない。

 よく言われることだが、動物は第六感、英語で言えばいわゆるシックスセンス(sixth sence)が鋭く、人間は鈍いと言われる。動物はその第六感で地震などの自然災害予知などもするそうでこうなると一種の超能力ということになるが人間はそれが元々無かったのではなく、頭脳智が進歩したせいでその直感力を使わなくなってしまったので第六感、超能力が退化したのだという。

 その直感力というのは何も地震の予知力とかそんな超能力じみたものでなくても日常生活における直感力というものがある。それを初一念という。例えば道にゴミが落ちているとする。それを「ああ、汚い。」と思って、綺麗にする為に拾おうというのが初一念である。しかし、こんなゴミを拾ったら世間体が悪い、みっともないと思うのが第二念であり、やっぱり拾おうかなどうしようかななんて考えあぐねたら、もうこれは「迷い」である。

 我々はこの初一念を生かすことが大事であり、その判断は大抵正しいのである。何故ならば我々人間の内側には神の心があるから、そこから自然と浮き上がって来るのが初一念であるからである。
 しかし、人間智が発達して、頭でああだこうだ考えて、その初一念を無視するとうまく行かないのである。

 そんなことを繰り返していけば、何かに付け、考えあぐねるようになり、考えあぐねれば恐れの心、取り越し苦労が出て来て、迷いも深まり、しまいには訳が分からなくなってしまうのである。

 もっとも大抵の人は自分の勘を信じて生活の大部分を行っているはずである。そうでなければ、会話をすることも車の運転も仕事もスポーツも出来はしない。しかし、かつての私の様に世界がそのまま完全に運行していることを信じられず自分で自分の生活、行動を完全にしようと力むものは自分の直感を信じられず、一々考えるから直感力が鈍り、その為、判断力が低下し、却って能力を発揮出来ないのである。

 だから、我らはもっと生活の中で理屈や頭脳智ではなく、おのれの直感、最初に浮かんできた初一念をそのまま行動化しよう。それを訓練しよう。そうしていけば、判断力は増し、インスピレーションは研ぎ澄まされ、能力は増進し、自分の身に迫った危険も予知出来、避けることが出来るのである。

 堀 浩二
by koujihori | 2005-05-31 13:07 | 潜在能力 | Trackback | Comments(0)