2017年 08月 04日 ( 1 )

人類は進歩している。

 これは本当の話だがある日本猿の群れで小さな雌の猿がイモを川の水で洗って食べる事を始めた。そんな習慣が無かった猿達だが暫くするとその真似をしてイモを洗って食べる猿がちらほら出て来た。

 しかし、これは同時に全く別の猿の群れにもこうした現象が現れた。この二つの群れは普段、全く接触の無い遠い離れた所にあるにも拘わらず。そしてこうした新しい動きに対してボス猿を始めとした古株の雄猿はそっぽを向いていたというのである。

 こういうのをシンクロ現象と言う。世界的な発明というのは世界で至る所に同時多発的に出て来る。そうした例が今までいくつもある。これは見えない世界で先ず動きがあり、それが形の世界に後から出て来るのであり、だからお互いに情報を交換しなくても同時多発的に価値ある新しい発明や動きというのは出て来るのだ。それはやっぱりこの世界は徐々に何千年、何百年と掛けて文明が進歩しているという事でありその元はやっぱり神様だと言う事だろう。

 で、政治形態、社会構造というのも人類の開闢以来何万年、何千年と掛けて徐々に徐々に生長、進歩している。最初は狩猟生活から始まり組織だった農耕生活となり、その後、有力者を中心とした部族社会から王が支配する国や文明が出来、その下は貴族から奴隷に至る階層社会が出来上がり、王が絶対支配者で民はその権利というものが殆ど無い生殺与奪は殆ど王のままという惨めなものであった。

 しかしそこから奴隷は廃止され、国民一人一人の権利も徐々に認められる様になり、国民の投票による議員による議会政治が出来、王は君臨すれども統治せずということで立憲君主制になり、そこで統治者の暴走を防ぐ為に縛りを掛ける憲法というものが制定されて法治国家が出来上がって行った。

 それが人類の文明の進歩というものである。吾が日本国も明治維新以来、立憲君主制議会制度を構築し、天皇は元首ではあるが統治せず、国の決め事は議会が決め、天皇と言えども憲法を遵守するという事になって行ったのであるが明治憲法も完璧なものでなかったので日本は段々と民主主義が機能を失い、国民の言論の自由も失われ、権利も損なわれ、戦争に突入して行った。これは当時は世界はまだ帝国主義の時代であり、植民地争奪の面もあったので致し方のない部分もあった。

 しかし、戦後、植民地は殆ど独立し、帝国主義は終焉を迎え、世界の国々はより進歩した議会制民主主義かつ憲法遵守による法治国家へと大きく舵を取り進歩して行った。しかし、ここに来てそうした歴史の流れを無視し、人類が戦争で散々な犠牲を払った後に得た民主化の流れを逆行させる勢力が出て来た。

 これが安倍内閣であり、その思想的背景には日本会議がある。これは歴史のあだ花であり、人類の進歩の流れにそぐわないものであるから自滅するしかないのである。しかし、これに賛同しているのが所謂、親父達である。これは冒頭のボス猿の様なもので旧い男尊女卑の文化に固執し国粋主義的な戦争大好きの石頭の連中だ。

 それに対して幼い雌猿の様な真の人類の夜明け、進歩の流れは実は同時多発的に世界のあちこちで出て来ているのである。

 日本では馬鹿番組が相も変わらず下劣なグルメ番組を放送しそこでタレント達が肉料理にかぶりつき舌鼓を打っているが肉食の本場の米国やブラジルではベジタリアンが増えているのだ。
 有名人ではポール・マッカートニー、マイケル・ジャクソン、アーノルド・シュワルツネッガー、そして強い筋肉が必要とされるアスリートでもヴィーナス・ウィリアムス、マイク・タイソン、カール・ルイスもベジタリアンであり、肉など食べなくても十分なタンパク質が摂れている事を証明している。

 肉食が今何故いけないのか?これは一昔前に比べてマクドナルドなどの多国籍企業の食肉産業が世界中に展開して安価で肉を爆発的に提供している為に家畜の飼料となる穀物を生産する為に世界の主要な森林を大規模に伐採して畑を作って地球温暖化に深刻な影響を与えているからである。
 また家畜の出すゲップや糞尿からのメタンガスはCO2よりも遙かに高い温室効果があり、今や地球温暖化の原因の半分はこうした食肉産業である。
 地球温暖化なんて大した事ないなんて事はない。それは昨今の様な異常気象を生み出す。これは地球の自律神経が狂って来ているのであり、地球の生態系の破壊を意味する。生態系の一部に過ぎない人類も当然、無事ではいられない。

 そして家畜の生育は不自然、残酷極まりないものであり、これが全世界的に大規模に行われているというのは大変な動物虐待の事態である。こんな悪行をして人類だけが豊かに幸福になろうなどとは余りにも虫の良い話である。

 こうした動きに対して心あるスピリチュアル的な人達が肉食を忌避する流れが世界中で今徐々にしかし確実に拡がっている。

 そして、これは人類がより進歩したレベルに上がる前兆なのだ。物質欲や所有欲や他に打ち勝つ事で自己満足する文化ではなく、他のために地球のために自然のために与えかつ、貢献する事を旨とする霊的文明の夜明けである。

堀 浩二
by koujihori | 2017-08-04 09:51 | 時事問題 | Trackback | Comments(0)