平常心

 今月四日に放送された「古畑任三郎」という田村正和主演の刑事物のテレビドラマに何とシアトルマリナーズのイチローが犯人役として出演していた。
 イチローの様な演劇の素人がどんな演技を見せるかと思ったが、これが中々の名演技ぶりだった。「一芸に秀でる者は百芸に通ず」という諺があるが本当にそうだと思った。

 イチローは実際の自分通りの役柄、即ち大リーグで活躍するイチローという名のプロ野球界のスーパースターという設定でドラマに登場した。そして、そのイチローがやむにやまれぬ事情で殺人を犯すのだが、それを田村正和演じる名刑事古畑任三郎が事件を解明し、犯人であるイチローを逮捕するというストーリーであった。

 その中でイチローのセリフで「自分のモットーは常に平常心を保つ事である。」というのがあった。おそらくこれは実際のイチローのモットーであろう。しかし、結局、イチローのこのモットーはまんまと古畑任三郎の計略により打ち破られ、それが事件解明、イチロー逮捕につながって行くのである。

 私はこのイチローのモットーは本当にそうだと思う。我々は何か問題とか悩みを抱えているとそれを解決しようとその事に心が引っ掛かり、その事ばかり考えるようになる事がある。そして、今をおろそかにし、他人への思いやりを忘れたりする。しかし、これはイチローの言う平常心を失っている状態であるのである。

 我々は神の子であるから、既に全知全能の神様が内側におられるのである。従って、他に求めずとも必要な智恵は既に内側に備わっているのである。
 我々は何かの問題、悩み、迷いが生じた時はそれを解決しようとつかまないで、その事は心から切り離して神様にお任せして、今やるべき事に全力を傾注し、当たり前の事を当たり前にやって行くがよいのである。そうする事が平常心を保つという事であり、その中から自ずと本来、既に我々の内部にある所の神様の無限の智恵が必要に応じて浮かび上がって来て、自分の抱えていた問題を解決する為のヒントが与えられるのである。

堀 浩二
by koujihori | 2006-01-10 08:35 | 潜在能力 | Trackback | Comments(0)
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